テキサス州トリビューンの記者との会話の中で、Whole Foods（ホールフーズ）のCEOであるJohn Mackey氏はテキサス州で大麻が規制されれば大麻市場に参入する可能性が高いと述べました。
Mackey氏は、「テキサス州で大麻が合法的に売られるのであれば、我々のような食料品店でも販売される可能性が高い。市場で何が起きるのかは決して分からない。業界は変化・進化するものだから」と語ります。
ホールフーズ・マーケット（英: Whole Foods Market, Inc.、NASDAQ: WFM）は、テキサス州オースティンを本拠とする、アメリカ合衆国のグロサリー・ストア（食料品スーパーマーケット）チェーンである。アメリカ合衆国を中心に、カナダとイギリスを含めて、合計270店舗以上を展開（2007年9月現在）する。グルメ・フード、自然食品、オーガニック・フード、ベジタリアン・フード、輸入食品、各種ワイン、ユニークな冷凍食品も品揃えし、いわゆる「グルメ・スーパーマーケット」と呼ばれる比較的高級志向の食料品小売店に分類されている。
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この声明は、Whole Foodsが”たんぱく質源の代替えとして昆虫の販売を検討するか”について質問をした、観客への回答の一部として出てきました。Mackey氏は、同社が現在大麻関連製品を拡大する計画があるかどうかは述べておらず、どのタイプの製品が最初に販売されるか推測することはできません。司会者のフォローアップに対し、「市場と政府の規制が時とともにどうなるか見ておく」と返答しています。
Mackey氏は、2013年に行われたMother Jonesとのインタビュー以来、大麻サポーターとして知られた存在です。Whole Foodsは、すでに有機麻の種や内在性カンナビノイドの健康補助食品など、大麻由来の製品を販売しています。
今年の初め、同社は大麻製品を2019年の食品トップトレンドのリストに載せ、「麻由来の製品は広く流通しており、口コミが主流になっているのは明らか」とコメントしています。
Whole Foodsが大麻製品を販売するのが現実のものとなるのは、時間が教えてくれるでしょう。現時点で、食料品店で大麻の販売を合法化した州はありません。Whole Foodsの親会社であるAmazonは、処方薬を海外に提供することに向けていくつかの重要な動きをしました。
しかしWhole Foodsは、大麻製品を販売することに関心を示している唯一の食品小売業者ではありません。今年2月、United Bodegas of Americaはニューヨーク州知事のAndrew Cuomo氏に大麻の販売を許可するよう奨励していると発表しました。Cuomo氏は現在、大麻業界のから重視されている州レベルの合法化を強く推進しています。
テキサス州では全面的な大麻合法化に向けた提案がありませんが、規制への支持は両政党のメンバー間でより一般的になっています。どちらの党も、州住民のために大麻へのアクセスを広げる方向で法律導入を考えています。「テキサスにおける責任あるマリファナ政策（Texans for Responsible Marijuana Policy）」によると、既に全部で27の合法化法案が提出されているようです。2015年にはテキサス州同情使用法により難治性てんかんのある人に低THC大麻オイルの使用が合法化され、州内にある診療所は販売が可能になりました。
今後のテキサス州の動きは、Whole Foodsというオーガニック食材が多い食料品の拠点があることを考えると、非常に注目度は高いと言えます。
参照：hightimes
