【CBDV】CBDV(カンナビジバリン)とは何で、どんな効果をもたらすか

学び By KSUK
CBDV

CBDV(カンナビジバリン)は、大麻植物に由来する多くの分子の1つです。一般にカンナビノイドと呼ばれるこれらの分子は、大麻が提供する多くの効果と治療上の利益の一部を担っています。

CBDVは構造的にCBD(カンナビジオール)と類似しています。また、CBDと同様にCBDVは陶酔作用を伴わないので、高THC大麻株に関連した高揚感(ハイ)を引き起こすことはありません。

これまでの研究で、CBDVは主にアジアおよびアフリカ起源のインディカ在来種株に見られ、THCが低い株であることが示されています。

また、CBDを多く含む大麻株は、CBDV含有量も高い傾向にあるようです。

CBDVの潜在的な医療上の利点

CBDVに関する研究の多くは、発作に対する効果を中心に行われています。

米食品医薬品局(FDA)に承認された最初のCBD治療薬である「Epidiolex(エピジオレックス)」を開発したGW Pharmaceuticals社は、「てんかん」などの痙攣発作を軽減・予防するため、<GPW42006>として知られるCBDVベースの薬剤を積極的に開発しています。

彼らの研究は、CBDVが数種類の「てんかん」の発症と進行の両方に関与する、カプサイシン受容体の神経化学的経路に影響することを示しました。GWは、CBDVが様々な「てんかん」での<in vitro>および<in vivo>モデルがある、抗てんかん作用を示したと報告しています。

in vitro(イン・ビトロ)とは、“試験管内で(の)”という意味で、試験管や培養器などの中でヒトや動物の組織を用いて、体内と同様の環境を人工的に作り、薬物の反応を検出する試験のことを指す。分子生物学の実験などにおいて用いられる。in vitroの語源はラテン語で「ガラスの中で」という意味。培養器内の培地や試験管内の内容物の種類や量がすべて明らかで、分からない条件がほとんど無い場合に特に有効。

・in vivo(イン・ビボとは、“生体内で(の)”という意味で、マウスなどの実験動物を用い、生体内に直接被験物質を投与し、生体内や細胞内での薬物の反応を検出する試験のことを指す。in vivoの由来はラテン語。特に非臨床試験(前臨床試験)において用いられる試験だ。in vivoでの試験の場合、実験の条件が人為的にコントロールされていない、という意味になる。例えば、細胞内での反応などが当てはまる。生化学や分子生物学などの分野において、生体内で反応が起きていることを、対義語であるin vitroと対比するためにin vivoとつけて示すことが多い。

http://www.kenq.net/dic/52.html

CBDVは他にもいくつかの分野で有望視されています。

  • 2018年のげっ歯類の研究によると、CBDVはレット症候群に関連する神経行動学的問題の改善に有望であることが示されています。レット症候群はX染色体の突然変異が原因で、痙攣、言語障害、筋痙縮のある女児が罹患します。興味深いことに、CBDVはこの疾患および類似疾患の遺伝的に決定された型および化学的に誘導された型の両方に役立つようです。
  • 2019年、『Journal of Psychopharmacology』誌にて発表された動物実験で、CBDVはレット症候群の人と同じ遺伝的欠陥をもつマウスの記憶障害を回復させることが分かりました。CBDVは神経学的欠損にも有効でしたが、効果は一過性でした。
  • British Journal of Pharmacologyにて発表された2019年の研究では、CBDVがデュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)患者に有益である可能性が示されました。この疾患は、慢性的な炎症と不可逆的な骨格筋損傷と変性を特徴としています。CBDVは炎症を軽減し、筋肉機能を回復させ、さらには増強させたのです。また、CBDVは移動運動を改善し、DMDの新しい治療法としての化合物の可能性を強調しました。
  • 「小児難治性てんかん」と「自閉症スペクトラム障害(ASD)」は、関連づけられることが多いです。CBDVは反復行動問題、認知的問題、コミュニケーションと社会的機能の問題など、いくつかの重要なASD問題の潜在的治療として研究されています。
  • CBDVは強力な吐き気止め薬でもあります。げっ歯類に関する初期の研究では、CBDVがCB1受容体のアゴニストとして作用し、吐き気反応を遮断する可能性が示されているのです。

CBDVは50年前に発見されましたが、目に見える形の研究はは始まったばかりです。GW Pharmaceuticals社と、同社に関連するCBDV臨床試験は進行中であり、これは潜在的に強力な大麻の秘密を解き明かす希望の始まりでもあります。

参照:leafly


カテゴリー:学び
タグ:CBD,CBDV,Epidiolex,FDA,THC,インディカ,てんかん

KSUK

HipHopが好きなことから大麻に興味を持つ。医療用途での研究結果から、さらに大麻へ深い関心を持つ。そんな23歳が運営しています。