大麻化合物は抗生物質が効かない「スーパーバグ」の武器になる可能性

大麻学び
Image by Veronica Bosley from Pixabay
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大麻植物から抽出した成分を合成した化合物が、薬剤耐性菌(スーパーバグ)を死滅させることが明らかになりました。

このことから、スーパーバグへの新たな武器として、大麻濃縮物の期待が高まっています。

研究者たちは、抗生物質の性質を調べるために5種類の大麻化合物をスクリーニングし、カンナビゲロール(CBG)が、病院で最もよく見られる病原菌の1つであるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)を殺傷するのに、特に有効であることを発見しました。

MRSA
MRSA, or methicillin-resistant staphylococcus aureus, is a bacterium that is resistant to many antibiotics. Mike Siegel / The Seattle Times via AP file

CBGに精神活性はありませんが、特に抗生物質に耐性があり感染症を引き起こす細胞を殺すことがわかりました。また、皮膚や医療用インプラントに付着するMRSAの「生物膜」を除去しています。

研究室で細菌に対する効果を確認した後、研究者らは動物の感染症を治療するCBGの能力をテストしました。

まだ発表されていない研究では、CBGがMRSAに感染したマウスをバンコマイシンと同程度に治療することが発見されています。

バンコマイシンは、薬剤耐性菌に対する最後の防御薬と考えられています。本試験は、ACS Infectious Diseases journalにてレビュー中です。

オンタリオ州ハミルトンのマクマスター大学で研究を主導した微生物学者のエリック・ブラウン氏は、カンナビノイドは「素晴らしい薬物のような化合物」だと述べ、評価はまだ始まったばかりだと指摘します。

「カンナビノイドの抗生物質としての可能性を安全性の観点から、探求するにはやるべきことがたくさんある」と、ブラウン氏は述べています。

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スーパーバグとカンナビノイドをテストした背景

抗生物質に耐性を持つ細菌は、公衆衛生に対する大きな脅威となっています。

イングランドの元最高医療責任者デイム・サリー・デイビス氏は、効果的な抗生物質がなければ、患者が日常的な感染症で死亡し、多くの手術がリスクを伴うため実施できなくなり、「終末論的なシナリオ、つまり死」につながるだろうと述べました。

この研究は、微生物が抗生物質から身を守る変異を起したことで薬剤耐性菌が生まれ、世界へ急速に広がったことから、新たな薬剤を探求しなければならない緊急性に由来します。

現在使われている抗生物質の中で最も新しいものは、30年以上前に発見されたものだからです。

スーパーバグ
Source: HLN

細菌は、細胞の構成によって2種類に分類されます。

MRSAはグラム陽性菌として知られており、単一の厚い細胞膜をもっています。グラム陰性菌は細胞内膜と細胞外膜を持つ点で異なっており、感染症の治療が難しいのです。

世界保健機関(WHO)の薬剤耐性菌リストでは、重大であるとしてランクされた3つの細菌、

  1. Acinetobacter baumannii
  2. Pseudomonas aeruginosa
  3. Enterobacteriaceae

は、すべてグラム陰性です。

ブラウン氏は、CBGと他のカンナビノイドはグラム陰性多剤耐性菌に対してはうまく作用しないことを発見しました。しかし、グラム陰性菌の外膜を破壊する、既存の抗生物質である「ポリミキシンB(Poly-Rx)」と「少量のCBG」を併用すると、薬剤耐性菌を一掃することが示されたのです。

大麻植物は、侵入してくる病原体を撃退する化合物を生成すると考えられていますが、CBGを生成する方法は他にもあります。この化合物を研究するために、ブラウン氏のチームは、オリベトールとゲラニオールという化学物質を用いて研究室で合成しました。

ブラウン氏は、さまざまなカンナビノイドを扱うために必要な書類手続きを進めているそう。

クイーンズランド大学で抗生物質の大麻化合物を研究しているマーク・ブラスコビッチ氏によると、大麻には抗生物質が豊富に含まれています。なお、ティーツリーニンニク、香辛料のターメリッククルクミンにも抗菌薬が含まれているとのこと。

しかし抗菌薬は、「植物が細菌などの感染から身を守る防御機構として作られているので、実際には体外でしか働かないことから、ヒトの感染にはあまり有用ではない」と、ブラスコビッチ氏は述べました。

「それこそが、この新しいレポートで興奮する理由だ。カンナビゲロールがマウスの全身感染を治療できるという証拠は興味深い」

Mark Blaskovich

確かなことではありませんが、可能性ある結果が出たのは、医療研究として望ましいことです。実際の薬剤になるまでは、とても時間がかかることなので期待したいですね。

参照:theguardian

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