最新の研究で、大麻は片頭痛の治療に有効であることが判明

学び By KSUK
偏頭痛

Journal of Painで先月発表された研究では、治療に大麻を使用した患者は、片頭痛や頭痛の症状および再発が、統計的有意に減少したことが明らかになりました。

研究者らは、頭痛と片頭痛の症状が大麻使用後に50%近く減少したと結論付けています。

ワシントン州立大学の研究者らが実施したこの研究では、16カ月間にわたって匿名の成人1,959人を対象に、大麻や大麻濃縮物が片頭痛にどう影響するか調査されました。

結果は、頭痛の緩和を求める患者にとって、非常に心強いものでした。

これは驚くべきことであり、大麻に関する現在の医学研究が、いかに不完全であるかを物語っているのです。



激痛が和らいだ

研究のデータは、医療用大麻の使用後、以下の事を示しています。

「重度の頭痛は、頭痛の重症度の大幅な低下と関連している」

これは、最も痛みに苦しむ人々が、最も大きな緩和を達成したことを意味します。とくに重い症状への対処は、標準的な処方鎮痛薬でほとんど治療できないことがあるため、とても重要です。

最新の研究によると、厳しい状況でさえ、大麻は有益な可能性があるとのこと。

この研究では、驚くべき結果も明らかになりました。

著者らは、大麻の有効性、大麻の系統、THCとCBDの比率、使用量に依存しないことを発見しています。

彼らは、次のように記載しています。

「結果、大麻は種類、投与量、THCとCBDの含有量に関係なく、片頭痛の重症度を軽減することが示された」

これはカンナビノイド比と濃度以外の因子が作用している可能性があります。

濃縮物に関する 「全く新しい」 所見

さらに、大麻の花を使用する患者は、同じ結果を得るため時間の経過とともに多くの大麻を必要としていましたが、大麻濃縮物の場合は、必要な有効量が時間の経過とともに、実際には減少していることがわかりました。

これを説明するため、著者らは「大麻の花に存在する、フィトカンナビノイドやテルペンが、濃縮物で減少しているのではないか」と指摘。

これらの化合物が濃縮物に含まれていないため、緩和するカンナビノイドの作用を阻害しないのかもしれません。

つまり、「むしろ、大麻の花を使う人と濃縮物を使う人とでは 働き方のプロセスが異なる」ということです。

アプリケーションユーザーのデータ

研究の枠組みも、考慮に値する要素です。

アメリカで大麻の臨床研究を行うための許可を得ることは、依然として困難です。

この研究では、ワシントン州立大学の研究者らがStrainprint Technologiesのアプリを使用し、カナダの医療大麻患者1,959人から匿名データを入手しました。

Strainprintは、個人が大麻の服用量、摂取量、症状に対する影響を追跡できるようにしています。カナダ保健省の認可を受けた製造業者は、アメリカの業者より高度な品質管理を受けているため、研究対象をカナダの患者に限定することで、大麻の系統と効力に関して、より確実性を高めることができます。

データはStrainprintから得たものであるため、患者はすでに医療用大麻を使用していました。

プラセボを使用している対照被験者はおらず、大麻が片頭痛の症状を軽減しなかった患者は、大麻の使用を中止したり、Strainprintにデータを入力しなかったり、アプリをダウンロードしないことを選択したりして、データプールから抜け出した可能性があります。

大麻濃縮物の医学的影響に関する研究は事実上存在しないため、著者らはこの所見が「全く新しいものである」と述べ、この分野でのさらなる研究の緊急性を表明しています。

重要なポイント

この調査の結果をまとめると、次のようになります。

  • カナダの医療用大麻患者は、大麻が偏頭痛の重症度と症状を減少させることを発見した。
  • 大麻濃縮物は、花よりも片頭痛の軽減に強い効果があった。
  • THCとCBDの比率は有効性に関して重要ではないようである。
  • 大麻の花を喫煙している患者は、同じレベルの疼痛緩和を維持するため、時間の経過とともに高用量が必要となった。
  • 濃縮製剤を使用した患者は、同じレベルの疼痛緩和を維持するために、時間が経過しても低用量で大丈夫であった。
  • 過量投与のリスクは検出されなかった。
  • データは、テルペンやマイナーなカンナビノイドが、症状の予防と管理に役割を果たし、これらの化合物がより的を絞った医学的結果を達成できることを示唆した。

片頭痛および大麻に関する過去の研究

人間は何千年もの間、痛みを和らげるため大麻を使用してきたが、最近になってようやく、研究者たちが片頭痛に対するその効果を具体的に調査し始めています。

2004年の予備研究で、体内のカンナビノイド系が偏頭痛と「多く関係がある」ことが確認されました。

また2014年の動物試験は、偏頭痛を治療するため、カンナビノイド系に大麻を補充する治療の可能性を支持しています。

片頭痛を患う患者は、片頭痛を引き起こす原因を遮断するのに役立つ、主要な内因性カンナビノイドのアナンダミドに欠損があることが分かっています。

ラットを用いた研究では、アナンダミド欠乏状態にカンナビノイドを投薬すると、片頭痛の症状が軽減することがわかりました。

これらの能力は、片頭痛の発症と症状という、両面の最も重要な側面に対処するからです。

新しいJournal of Painの研究は、大麻と大麻濃縮物の喫煙に限定されており、臨床環境として正式な対照の一部が欠けていましたが、この種の試験としてはこれまでで最大かつ最新のものです。

この研究結果は、片頭痛の治療における大麻の使用と、一般的な内因性カンナビノイド系治療の可能性を高めるもの。

さらに注目すべきは、この新しい研究が比較的小規模で限界があるにもかかわらず、新たな興味深い発見をいくつか提示していることでしょう。

研究へのクイックリンク

参照:leafly


カテゴリー:学び
タグ:CBD,THC,アナンダミド,カンナビノイド,テルペン,片頭痛,頭痛

KSUK

HipHopが好きなことから大麻に興味を持つ。医療用途での研究結果から、さらに大麻へ深い関心を持つ。そんな23歳が運営しています。