大麻の使用はPTSD患者のうつ病や自殺願望を低下させるという研究結果

学び By KSUK

心的外傷後ストレス障害(PTSD)で大麻を摂取している人は、大麻を使用していない人に比べて、うつ症状が有意に少なく、自殺願望の発生率も低いことが新たな研究で明らかになっています。

Journal of Psychopharmacologyで発表されたこの研究は、カナダ統計局 (Statistics Canada)が2012年に実施した地域健康調査(Community Health Survey)の全国的な健康データを分析したもので、過去に大麻を使用していないPTSD患者は、自殺思考やうつ状態に陥る可能性が非常に高いことが明らかになっています。

British Columbia Centre on Substance UseとUniversity of British Columbiaによって実施された研究の対象となった24,000人のうち、420人がPTSDと臨床的に診断されました。このうち、PTSD患者106人(28.2%)は、過去1年間に大麻を使用したと述べています。

これは、PTSDではない人の平均(11.2%)よりも著しく高い。

本研究の筆頭著者であるStephanie Lake氏は、プレスリリースで次のように述べました。

「PTSDの治療法は限られているため、多くの患者が症状を軽減するため大麻を服用していることがわかっている。しかし、全国的な調査の結果、この疾患を大麻で治療することの潜在的な利点が示されたのは今回が初めてである」

Stephanie Lake

過去に大麻を使用したと報告しなかったPTSD患者は、うつ病を経験した割合が約7倍高かったことが研究で明らかになっています。

また、自殺企図率も4.3倍でした。

この研究はカナダ人のみを対象としていましたが、米国軍人も一般人と比較してPTSDの発生率が高いことから、この知見はアメリカの患者にも当てはまるでしょう。

米退役軍人省(VA)の元長官David Shulkin(デイビッド・シュルキン)氏は最近、PTSDを持つ退役軍人のために、大麻の治療効果に関する臨床研究を行うことへ賛成であると述べました。

また、シュルキン氏は「医療大麻を含め、退役軍人の生活向上に役立つものなら何でも研究に参加できるようにすべきだ」と語っています。

本研究の統括著者であるM-J Milloy氏は、次のように語りました。

「私たちは、さまざまな健康状態に対する大麻の治療の可能性を理解し始めたばかりだ。これらの知見は有望であり、PTSD患者と大麻の有益性を完全に理解するため、さらなる研究を行う価値はあるだろう」

M-J Milloy

参照:marijuanamoment


カテゴリー:学び

KSUK

HipHopが好きなことから大麻に興味を持つ。医療用途での研究結果から、さらに大麻へ深い関心を持つ。そんな23歳が運営しています。