ケタミンの抗不安効果がシータ波を変える可能性があることが明らかに

学び By KSUK

毎年、アメリカ人の18.1%が不安障害の影響を受けています。そして、もちろん大麻は精神面への治療のオプションとして機能します。最近発見されたいくつかの研究では、ケタミンが有効な解決策であるかもしれないとの結果が出ています。

事実、ケタミンは外傷後ストレス障害(PTSD)や強迫性障害(OCD)、社会不安障害、および恐怖症など、多くの症状の治療に働きます。特定の不安障害を持つ患者を調べた時、研究者はケタミンがシータ波を変える可能性があることを発見しました。

また、治療抵抗性疾患に対処した患者にも影響を与えました。このケタミンが持つ能力は、不安障害を治療するための正式な選択肢になるのでしょうか。



不安を抱える患者へのケタミン投与

最新の研究では、一般化された不安や不安障害に焦点を当て、12人の患者を観察しました。研究者は、患者の脳波を使用することで脳の活動を監視しながら、毎週3段階の投与量レベルでケタミンを与えました。

脳波の変化は、最初に目に見えて出た変化の1つでした。脳の右前方の部分では、中低周波( “シータ”)パワーの低下が研究者らによって指摘されています。シータ波は、長距離を走った後などに感じるリラックスした心の状態に発生するものです。この心地よい精神状態は、アイデアや創造的思考を生み出すことにつながります。

ケタミンを投与された患者は、不安のレベルを判定するために恐怖のアンケートを受けました。そして、治療の状態を調査するため研究者は不安を経験した程度の変化を観察しました。結果として、12人の患者のうち8人が、調査が終わった際に不安レベルの変化を報告しています。

この研究から、研究者はケタミンが他の抗不安治療に耐性のある者のための「優れた選択肢ではないか」と結論付けました。そして研究者は、シータ波の変化がすべての抗不安治療を理解するために重要であることが分かったとしています。

ケタミンの処方はすぐにはない

しかし、今すぐにでも薬局でケタミンを購入・摂取しようとは思わないでほしいようです。
この研究は、抗不安薬としてのケタミンの効果を最初に調査した唯一の研究です。ケタミンは、以前よりうつ病やPTSDの治療に用いられてきた物質で、この研究は全般的な不安や不安障害に焦点を当てています。研究で調査に協力した少数の患者は、サンプルとしては非常に少ないといって良いでしょう。

PTSD、OCD、恐怖症といった他の「神経性」障害の治療における有効性を確実にするため、ケタミンは様々な障害を有する患者についても同様の手法で研究を行わなければなりません。

この研究によって得られた結果は有望に見えますが、依然として不明なことが多くあります。最も重要なのは、シータ波に変化があったにもかかわらず、ケタミンが脳波をどのように変化させたかということが不明となっていることでしょう。さらに、ケタミンは不安障害を治療後7日以内という短期間で変化させることができます。それでも、患者の長期的な影響についてより多くの研究が必要です。

また、ケタミンを患者に与えるのは簡単ではありません。過去数年間、悪質な報道機関がケタミン について数多くの批判を行っていたことから、すぐに市場へ出回ることは無いでしょう。

つまり、ケタミンは大きな可能性を秘めているように見えますが、不安障害の治療に採用されるためには、多くの研究が行われなければなりません。数多くの研究による仮説と検証が行われ、肯定的な結果が実証された後、私たちは不安を治療する薬としてケタミンを手にすることになるでしょう。

ケタミンは次の医療にブレイクスルーをあたえるか

ケタミンの力は、この研究だけでなく研究者の中では以前より明らかになっていました。ケタミンを投与された不安障害を持つ患者を対象とした同様の研究では、効果が得られた患者・得られなかった患者が共にいました。一部の人々は、ケタミンが副作用を引き起こすと主張しています。例えば、ある研究者は患者が制御不能を感じる可能性があると延べました。

また、その他多くの薬物のように、ケタミンは一部の人々に一時的な不快感を引き起こしました。

上記の副作用の問題はありますが、ケタミンが持つ治療の可能性は、不安障害を有する人々のための新しい選択肢となります。現在、ケタミンには競合相手がほとんどいません。

小規模な施設で働く強い意欲を持つ研究者は、ケタミンを市場に出すために必要な研究を、不安障害の治療における次善策として発見するかもしれません。


カテゴリー:学び
タグ:OCD,PTSD,ケタミン

KSUK

HipHopが好きなことから大麻に興味を持つ。医療用途での研究結果から、さらに大麻へ深い関心を持つ。そんな23歳が運営しています。